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増刊号 検査項目と異常値からみた—緊急・重要疾患レッドページ
1章 全身疾患
出血性素因
Bleeding diathesis
涌井 昌俊
1
1慶應義塾大学医学部臨床検査医学
pp.362-363
発行日 2019年4月15日
Published Date 2019/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542201926
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先天性および後天性出血性素因は,止血機序の見地から,血小板止血異常,凝固線溶異常,血管異常の3つに大別される.血小板数(Plt)および止血スクリーニング検査〔プロトロンビン時間(PT),活性化部分トロンボプラスチン時間(APTT),フィブリノゲン,フィブリン分解産物(FDP),Dダイマー〕で異常があれば,前者2つが考えられる.異常がない場合,それらが正常となるような血小板止血異常や凝固線溶異常の鑑別に必要な検査を追加する.それらがいずれも除外されたら,血管異常をきたす原因疾患を検索する.
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