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今月の特集2 知っておきたい遺伝性不整脈
Brugada症候群
Brugada syndrome: overview and management
相澤 義泰
1
1慶應義塾大学医学部循環器内科
キーワード:
Brugada症候群
,
コーブド型
,
サドルバック型
,
心室細動
,
SCN5A
,
植込み型除細動器
,
ICD
Keyword:
Brugada症候群
,
コーブド型
,
サドルバック型
,
心室細動
,
SCN5A
,
植込み型除細動器
,
ICD
pp.1064-1070
発行日 2018年9月15日
Published Date 2018/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542201730
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Point
●Brugada症候群は,1992年にブルガダ(Brugada)兄弟により報告された,心室細動により失神または突然死に至る疾患である.
●アジア人,30〜50歳代の男性に多く,典型的な心電図はV1〜V3誘導のST上昇でコーブド型と呼ばれる.
●高位肋間やナトリウム(Na)チャネル遮断薬で,コーブド型心電図変化が顕在化しやすい.
●約2〜3割の症例で,SCN5A(心臓Naチャネル)の遺伝子変異が検出される.
●ハイリスク症例では,植込み型除細動器(ICD)の植え込みが行われる.
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