Japanese
English
研究
アプロチニン入り採血管でのグルカゴン保存安定性
Stability of glucagon in human blood sample collected using aprotinin-containing blood sampling tube
菊池 唯史
1
,
北村 忠弘
2
,
難波 光義
3
1株式会社コスミックコーポレーション 営業部学術マーケティング課
2群馬大学生体調節研究所 代謝シグナル研究展開センター
3兵庫医科大学病院
キーワード:
グルカゴン
,
酵素免疫測定(ELISA)法
,
保存安定性
,
アプロチニン入り採血管
Keyword:
グルカゴン
,
酵素免疫測定(ELISA)法
,
保存安定性
,
アプロチニン入り採血管
pp.878-883
発行日 2017年7月15日
Published Date 2017/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542201328
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Summary
グルカゴンは血中に分解酵素が混在するため,血漿分離時および検体保存時の安定性に問題があるとされている.今回,新規グルカゴン検査法の導入を契機に,従来のアプロチニン入り採血管での保存安定性を調べた.全血のまま室温に1時間,続けて冷蔵6時間の計7時間以内に血漿分離し,速やかに凍結すれば,グルカゴン値の変動は許容範囲であることが明らかとなった.
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