特集 どんと来い,肺がん診療―それぞれの立場で患者を支えるために
[Chapter 1] 肺がんup to date:どんと来い,最新の診断と治療
通常診療における遺伝子検査の進め方
-コンパニオン診断薬,がんゲノムプロファイリング検査
渡邊 広祐
1,2
,
鹿毛 秀宣
2
1東京大学医学部附属病院 ゲノム診療部
2東京大学医学部附属病院 呼吸器内科
キーワード:
コンパニオン診断薬
,
がんゲノムプロファイリング(CGP)検査
,
次世代シークエンサー(NGS)
Keyword:
コンパニオン診断薬
,
がんゲノムプロファイリング(CGP)検査
,
次世代シークエンサー(NGS)
pp.189-193
発行日 2025年2月1日
Published Date 2025/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika135_189
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★★★遺伝子検査を活用するためには,その原理に加え,腫瘍細胞含有率や最小検出感度といった事項の理解が重要である.
★★多くの分子標的治療薬が承認されている非小細胞肺がんでは,適切な遺伝子検査が不可欠である.従来の単一遺伝子の検査に代わり,複数遺伝子を同時に解析するマルチコンパニオン診断薬が一般的となっている.
★標準治療終了後(見込みを含む)に適用されるがんゲノムプロファイリング(CGP)検査も,血漿CGP検査やRNAパネルなど技術が進歩している.
★★★:一般内科診療で必要な内容,★★:総合内科専門医試験レベルの内容,★:専門性の高い内容
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