Japanese
English
今月の特集2 がん分子標的治療にかかわる臨床検査・遺伝子検査
分子標的薬の治療効果判定におけるCTC検査の可能性
Molecular analysis of circulating tumor cells for target therapy
林 浩志
1
,
三輪 由加里
1
,
近藤 侑鈴
2
,
川上 和之
2
,
林 和彦
2
1株式会社エスアールエル 技術開発チーム
2東京女子医科大学病院 化学療法・緩和ケア科
キーワード:
循環腫瘍細胞(CTC)
,
リキッドバイオプシー
,
遺伝子検査
,
1細胞解析
Keyword:
循環腫瘍細胞(CTC)
,
リキッドバイオプシー
,
遺伝子検査
,
1細胞解析
pp.1580-1585
発行日 2016年12月15日
Published Date 2016/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542201055
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
Point
●循環腫瘍細胞(CTC)は血液中を循環している腫瘍細胞であり,がんの転移に寄与していると考えられている.
●末梢血中のCTCは,がんの再発,転移などの予後を予測する因子であり,低侵襲な検査材料として期待されている.
●CTC数の計測だけでなく,CTCの表面マーカーや遺伝子異常を解析することによって,分子標的薬の耐性化など,がんの性質変化のモニタリングが可能である.
Copyright © 2016, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.