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今月の特集1 検査でわかる!M蛋白血症と多発性骨髄腫
多発性骨髄腫のimmunophenotyping
The role of flow cytometry in the treatment for multiple myeloma and Waldenström macroglobulinemia
一井 倫子
1
,
織谷 健司
1
,
金倉 譲
1
1大阪大学大学院医学系研究科 血液・腫瘍内科学講座
キーワード:
多発性骨髄腫
,
マルチカラー・フローサイトメトリー
,
予後予測
,
微小残存病変評価
Keyword:
多発性骨髄腫
,
マルチカラー・フローサイトメトリー
,
予後予測
,
微小残存病変評価
pp.1592-1597
発行日 2014年12月15日
Published Date 2014/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542200114
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●フローサイトメトリー検査により,従来の形態学的検査では困難であった正常/腫瘍性形質細胞の鑑別が可能である.
●骨髄腫細胞は,CD138+ CD38Hi CD19− CD27− CD45−/Lowであり,CD56,CD20,CD28,CD117,CD13,CD33の異常発現を認めることがある.
●原発性マクログロブリン血症(WM)の腫瘍細胞の表面形質は,CD19+/Low CD22+/Low CD38+ CD23− CD20+ CD27+ sIgM+である.
●腫瘍細胞の表面抗原発現パターンを解析することで,病期と予後不良症例が検出できる.
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