Japanese
English
症例報告
多発性骨髄腫を伴ったSweet病の1例
Sweet's disease associated with multiple myeloma
布袋 祐子
1
,
木花 いづみ
1
,
寺木 祐一
2
,
栗原 誠一
3
Yuko FUTEI
1
,
Izumi KONOHANA
1
,
Yuichi TERAKI
2
,
Seiichi KURIHARA
3
1平塚市民病院皮膚科
2杏林大学医学部皮膚科学教室
3湘南皮膚科
1Department of Dermatology, Hiratsuka City Hospital
2Department of Dermatology, Kyorin University School of Medicine
3Shonan Dermatology Clinic
キーワード:
Sweet病
,
多発性骨髄腫
Keyword:
Sweet病
,
多発性骨髄腫
pp.514-516
発行日 1996年6月1日
Published Date 1996/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412901896
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47歳,女性.4年前よりSweet病と診断され,近医にてヨードカリにより治療を受けていたが,難治性となり精査目的で当科に入院した.顔面,頸部主体に浮腫,水疱を伴う浸潤性の有痛性紅斑を認めた.左上肢に針反応陽性.生検組織像は表皮および真皮における高度な浮腫と,好中球主体の炎症性細胞浸潤.精査にて多発性骨髄腫の合併が判明.MP療法を開始したところ皮疹のほうは急速に軽快するも,多発性骨髄腫の増悪とともに皮疹の再発を認めた.多発性骨髄腫を伴ったSweet病の1例を報告するとともに過去の報告例をまとめ,若干の考察を加えた.
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