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今月の特集2 てんかんと臨床検査のかかわり
光トポグラフィーと外科的治療法
Surgical treatment of intractable epilepsy and focus diagnosis using functional NIRS
渡辺 英寿
1
1自治医科大学 脳神経外科
キーワード:
光トポグラフィー
,
難治性てんかん
,
焦点診断
,
脳波モニタリング
,
機能画像診断
Keyword:
光トポグラフィー
,
難治性てんかん
,
焦点診断
,
脳波モニタリング
,
機能画像診断
pp.1052-1059
発行日 2014年9月15日
Published Date 2014/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542104007
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●てんかんの手術による治療法は,薬物で制御できないてんかんの症例に対して行われる.慎重に焦点(発作の原因病巣)を診断すれば大変有効な治療法である.
●焦点診断にはビデオ脳波モニタリングを始め,MRI,シングルフォトン・エミッション・コンピュータ断層撮像(SPECT)などが用いられる.光トポグラフィーも機能診断の1つとして有用である.
●光トポグラフィーは近赤外線を頭皮上から頭蓋内に照射して,直下の脳の神経活動を計測するものであるが,てんかんの焦点診断にも有用であることがわかってきた.脳波モニタリングと同時計測することで非侵襲的に的確な診断が可能である.
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