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今月の特集1 個別化医療を担う―コンパニオン診断
コンパニオン診断の基礎知識―概念,関連するガイドライン,最近の情勢など
Basic understanding of companion diagnostics: concept, related guidelines, recent situation and so on
松下 一之
1,2,3,4
,
野村 文夫
1,2,3,4
1千葉大学大学院 医学研究院分子病態解析学
2千葉大学医学部附属病院 検査部
3千葉大学医学部附属病院 遺伝子診療部
4千葉大学医学部附属病院 疾患プロテオミクスセンター
キーワード:
コンパニオン診断(概念,役割,関係ガイドライン,最近の情勢)
,
癌
,
個別化医療
,
バイオマーカー
Keyword:
コンパニオン診断(概念,役割,関係ガイドライン,最近の情勢)
,
癌
,
個別化医療
,
バイオマーカー
pp.889-901
発行日 2014年8月15日
Published Date 2014/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542103974
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●「コンパニオン診断」の基礎知識─概念,関連するガイドライン,情勢など─について概説した.
●「コンパニオン診断」は患者,個人の層別化とそのための疾患との因果関係が科学的に証明されたバイオマーカー(生体物質)の同定が,薬剤の開発や使用に必須であるという考え方である.
●個人のゲノム,癌細胞の状態(さまざまな分子メカニズムの変化)を正確に測定する技術のみならず,生体試料の採取,保存方法,試薬類,検査法,検査機器などの標準化,精度管理も「コンパニオン診断」が普遍性を保つためには必要である.
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