血管内大細胞型B細胞リンパ腫

Bone marrow findings of intravascular large B-cell lymphoma

■腫瘍細胞が毛細血管内腔で腫瘍血栓を形成し，脳・皮膚・骨髄・肝臓・脾臓・肺などに臓器障害をきたすまれなリンパ腫である．

■ランダム皮膚生検により診断がつく場合が多く，特にアジア型の場合には骨髄検査が診断の手掛かりになる．

■腫瘍細胞は成熟B細胞関連抗原を発現した大型の芽球様細胞であり，疾患特有の表面抗原や染色体異常は明らかになっていないが，その集簇性や血球貪食像は診断に役立つ重要な所見である．