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今月の特集1 実践EBLM―検査値を活かす
EBLMの実践に必要な統計
Statistical methodology for practicing EBLM with emphasis on the need for multivariate techniques
市原 清志
1
1山口大学大学院医学系研究科保健学系学域生体情報検査学
キーワード:
患者対照研究
,
診断的有用性評価法
,
変動要因分析
,
多重ロジスティック分析
,
重回帰分析
,
枝分かれ分散分析
Keyword:
患者対照研究
,
診断的有用性評価法
,
変動要因分析
,
多重ロジスティック分析
,
重回帰分析
,
枝分かれ分散分析
pp.479-494
発行日 2013年5月15日
Published Date 2013/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542103409
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■EBLMに必要なエビデンスは,主に検査の診断的評価や変動要因に関するものであり,観察研究(患者対象研究や実地調査)により導かれる.
■観察研究は,交絡現象や交互現象などのバイアスの影響を受けやすく,そこからエビデンスを得るには,多変量解析の利用が必須となる.
■検査の診断的エビデンスを得るには多重ロジスティック分析を,検査の変動要因に関するエビデンスを得るには重回帰分析や枝分かれ分散分析を用いる.本稿では,それらの理論を,モデルデータ(数値例)を交えて解説する.
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