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特集 回復期リハビリテーション医療からの発信
5 回復期リハビリテーション医療におけるADLの改善
ADL Improvement in Kaifukuki Rehabilitation
徳永 誠
1
,
鵜飼 正二
2
,
伊勢 眞樹
3
,
永田 智子
4
,
宮越 浩一
5
Makoto Tokunaga
1
,
Shoji Ugai
2
,
Masaki Ise
3
,
Tomoko Nagata
4
,
Koichi Miyakoshi
5
1熊本機能病院リハビリテーション科
2相澤病院脳卒中・脳神経リハセンター
3倉敷中央病院(現:倉敷紀念病院リハビリテーション科)
4島根県立中央病院リハビリテーション科
5亀田総合病院リハビリテーション科
キーワード:
FIM利得
,
FIM effectiveness
,
天井効果
,
層別化
,
重回帰分析
Keyword:
FIM利得
,
FIM effectiveness
,
天井効果
,
層別化
,
重回帰分析
pp.305-308
発行日 2018年4月18日
Published Date 2018/4/18
- 販売していません
- Abstract 文献概要
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- 参考文献 Reference
要旨 日常生活動作(ADL)の改善を比較するには,ADL改善指標の特徴を理解する必要がある.Functional Independence Measure(FIM)利得は,ADL改善指標として本邦で頻用されているが,天井効果という課題があり,層別化や制限が必要になる.天井効果のないFIM effectivenessは,欧米ではFIM利得以上に頻用されている.FIM effectivenessを重回帰分析に用いた報告は少ないが,これを目的変数にした重回帰分析の予測精度は高い.ADL改善を病院間で比較するために数種類の方法が考案されている.ADL評価の信頼性が重要であることを強調したい.
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