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今月の特集1 分子病理診断の進歩
K-ras
K-ras
佐々木 素子
1
,
中沼 安二
1
1金沢大学大学院医薬保健研究域医学系形態機能病理学
キーワード:
K-ras
,
遺伝子変異
,
膵癌
,
胆管癌
,
癌遺伝子誘導性細胞老化
Keyword:
K-ras
,
遺伝子変異
,
膵癌
,
胆管癌
,
癌遺伝子誘導性細胞老化
pp.256-261
発行日 2013年3月15日
Published Date 2013/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542103360
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■K-rasは代表的な癌遺伝子で,遺伝子変異による恒常的なK-ras蛋白活性化は,細胞増殖を亢進させる.
■膵癌のK-ras検査は補助診断項目として現在,保険適用になっている.
■大腸癌や肺癌では,上皮成長因子受容体(EGFR)抗体製剤の適応決定におけるEGFR発現とK-ras遺伝子変異解析が保健適用になっている.
■K-ras変異があると,EGFR抗体製剤が効かない.
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