Japanese
English
今月の主題 POCT,医療におけるその役割
各論─事例を通して学ぶPOCTの組み立て方と有用性
感染症の迅速診断
Rapid diagnosis of infectious desease
細川 直登
1,2
Naoto HOSOKAWA
1,2
1亀田総合病院総合診療・感染症科
2亀田総合病院総合診療臨床検査科
キーワード:
イムノクロマトグラフィ
,
検査前確率
,
診断の感度・特異度
Keyword:
イムノクロマトグラフィ
,
検査前確率
,
診断の感度・特異度
pp.57-61
発行日 2010年1月15日
Published Date 2010/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542102209
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感染症領域のPOCT検査はイムノクロマトグラフィ法がよく利用されている.インフルエンザ抗原,A群溶連菌(GAS)抗原,肺炎球菌尿中抗原,レジオネラ尿中抗原,RSV抗原,アデノウイルス抗原などが比較的利用頻度が高い.どの検査も特異度は非常に高いが感度はそれほど高くないので,除外診断には利用しにくい.検査結果で単純に疾患の有無を決めるのではなく,検査前確率を考慮し,病歴や診察所見と合わせて判断すべきである.
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