特集 健診で異常を指摘された人へのベストガイド
【一般健康診断での異常】
一般健康診断での異常―血圧・心電図
林田 憲明
1
1聖路加国際病院内科
キーワード:
JNC
,
WHO/ISH
,
二次性高血圧
,
マルチプルリスクファクター症候群
,
非特異的ST-T変化
,
左室肥大
,
平均感度
,
平均特異度
,
検査前確率
Keyword:
JNC
,
WHO/ISH
,
二次性高血圧
,
マルチプルリスクファクター症候群
,
非特異的ST-T変化
,
左室肥大
,
平均感度
,
平均特異度
,
検査前確率
pp.310-313
発行日 2003年4月1日
Published Date 2003/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414100580
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Case
健診で高血圧と診断された白衣高血圧の1例
患 者:42歳,女性.
既往歴・家族歴:とくになし.
現病歴:生来健康だが緊張しやすいタイプの中年女性.健診にて170/100 mmHg,心拍数100/分の高血圧を指摘されたが,データでは腎機能,電解質,血漿レニン活性,血漿アルドステロン,甲状腺刺激ホルモンすべて正常.ABPMでは,家庭内では正常血圧を示した.白衣高血圧症と診断し,必要時のマイナートランキライザー,β遮断薬を処方した.
健診での血圧の異常は圧倒的に高血圧が多く,稀に低血圧が指摘される.今回は高血圧について述べる.
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