シリーズ最新医学講座・Ⅰ 死亡時医学検査・8
救急医療における死後画像検査の役割
小林 繁樹
1
,
種山 英記
2
,
宇田川 王男
2
Shigeki KOBAYASHI
1
,
Hideki TANEYAMA
2
,
Kimio UTAGAWA
2
1千葉県救急医療センター
2千葉県救急医療センター放射線科
キーワード:
救急医療
,
死後画像検査
,
死因
Keyword:
救急医療
,
死後画像検査
,
死因
pp.1091-1096
発行日 2009年9月15日
Published Date 2009/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542102070
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はじめに
突然発症した重篤な病気や事故による大怪我により,短時間のうちに人が死亡した場合,その原因を知ることは疫学的に,また社会的(事件性の有無など)に,さらに遺族にとっては心情的にも極めて重要である.このような事例の典型例として救急救命センターにおける来院時心肺停止(cardiopulmonary arrest on admission;CPAOA)があるが,本稿ではこのCPAOA症例における死後の画像検査の有用性と問題点について述べる.
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