今月の主題 漢方薬・生薬と臨床検査
各論
〈活性成分探索・解析〉
珍しい構造を持つ天然薬物の薬理活性成分の解析
小林 資正
1
Motomasa KOBAYASHI
1
1大阪大学大学院薬学研究科
キーワード:
天然薬物
,
薬理活性成分
,
ケミカルバイオロジー
,
医薬シーズ
Keyword:
天然薬物
,
薬理活性成分
,
ケミカルバイオロジー
,
医薬シーズ
pp.909-915
発行日 2009年8月15日
Published Date 2009/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542102038
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微量分析技術や機器分析の目覚ましい発展に伴い,薬用植物,海洋生物や土壌微生物から数々の新奇な化学構造を有する天然有機化合物が見いだされてきた.なかでも,抗菌性,抗腫瘍性や薬理活性を有する天然薬物は医薬シーズとして注目されている.活性低分子化合物を利用して化学的観点から生命現象を解明するケミカルバイオロジー研究が,ポストゲノムの重要な研究領域の1つとなっているが,本稿では海洋天然物のケミカルバイオロジー研究を紹介する.
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