今月の主題 結核
トピックス
抗結核薬開発の現況と展望
土井 教生
1
Norio DOI
1
1財団法人結核予防会結核研究所研究部
キーワード:
nitroimidazopyran(PA-824)
,
moxifloxacin(MFLX)
,
diarylquinoline(TMC-207)
,
nitoroimidazo-oxazole(OPC-67683)
Keyword:
nitroimidazopyran(PA-824)
,
moxifloxacin(MFLX)
,
diarylquinoline(TMC-207)
,
nitoroimidazo-oxazole(OPC-67683)
pp.1145-1148
発行日 2008年10月15日
Published Date 2008/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542101726
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1.はじめに
新抗結核薬開発の領域では,米国Bill and Melinda Gates財団(BMGF)とRockefeller財団そのほかの資金援助とCDC(Centers for Disease Control and Prevention)の支援を背景に2000年に設立された“Global Alliance for TB Drug Development(TB-Alliance)”という国際組織が指導的役割を果たしてきた.現在,世界各国37の研究機関・大学・企業がTB-Allianceの活動を支えており,日本からは「結核研究所」が唯一の協力研究機関として参画し,支援活動を続けている.欧米とアフリカ諸国の研究機関の連携のもと,次世代の3~4か月間結核標準化学療法の新時代の到来を前提に,治療経過の診断および治療終了後の再発監視の診断ツールとしてBiomarker研究開発プロジェクトも同時に進行している.
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