Japanese
English
特集② 今また結核を見直す
抗結核薬総論
General remarks of anti-tuberculosis drugs
土井 教生
1
Norio Doi
1
1(公財)結核予防会結核研究所生体防御部/新抗結核薬・化学療法プロジェクト
pp.748-753
発行日 2015年8月20日
Published Date 2015/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411200711
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Point
●結核の化学療法は作用機序の異なる複数の抗結核薬の同時併用による6〜9か月間の長期治療を原則とする。
●治療開始初期2か月間はRFP+INH+PZAの3剤併用治療を基本に,続く継続治療期間はRFP+INHの2剤併用を基本とする。
●多剤耐性結核(MDR-TB)治療のための新薬デラマニド(デルティバ®)の臨床適用が可能になった。デラマニドの適用は併用薬として効果の期待できるニューキノロン系抗菌薬およびPZAの少なくともいずれか1剤に感受性を示す症例に限定して適用する。
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