学会だより 第48回日本臨床細胞学会総会
診療過程における形態学的診断の真の役割
水谷 奈津子
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1杏林大学医学部付属病院病院病理部
pp.1144-1145
発行日 2007年10月15日
Published Date 2007/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542101346
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第48回日本臨床細胞学会総会が,千葉大学大学院医学研究院胸部外科学の藤澤武彦先生を会長として,2007年6月8~9日,千葉県幕張メッセ国際会議場にて開催された.参加者約4,000人,一般演題(口演71題,示説175題)シンポジウム5題,ワークショップ11題,教育講演12題など盛大に行われた.今回は,“医療安全セミナー”,“感染症とリスクマネジメント”と私たち医療従事者にとって日々話題になっている内容があり,また細胞像から画像を推測するという教育セミナー“乳腺細胞診に役立つ画像診断学”,そして“細胞診断,病理診断と矛盾する経過を取った症例”という今回初の試みの症例検討と,細胞診に従事する私たちにとってとても気になるワークショップ“細胞診と診療報酬”と目が離せない内容であった.他に班研究報告,アジアフォーラム,スライドセミナー,細胞検査士要望教育シンポジウムなど多彩であった.
さらに今年は細胞検査士会が発足して40周年であり,9日の夜には隣接するホテルニューオータニで記念式典が行われた.
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