NURSING EYE
真のチーム医療を目指したい
副島 都志子
1
1後藤会病院
pp.226-229
発行日 1992年3月25日
Published Date 1992/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663900359
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夏休みが終わり,学生たちが学校に戻ってくる9月,学生たちと入れ替わりに学校を後にした.考え抜いた挙句の決心であるが,そこにはややオーバーながら,我が人生の最初で最後の賭だという思いすらあった.昭和が平成に変わった年でもあり,妙に因縁めいたものさえ感じた.
そうして11月にオープンする予定の60床余りの小さな病院に移った.準備期間はわずか2か月.間に合うのだろうかという焦りと不安はありつつも,力強い助っ人を得たことと,「どうにかなるさ」という生来の楽天主義で,比較的平静にスタートを切った.平静でいられたのにはもう1つ理由がある.3泊4日の事前研修が一応の成功のうちに,前日に終了したばかりだったからだ.
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