今月の主題 プロテアーゼ,プロテアーゼインヒビター
技術解説
プロテアーゼインヒビターの新検出法―Reverse zymography
勝沼 信彦
1,2
Nobuhiko KATUNUMA
1,2
1徳島文理大学
2徳島文理大学健康科学研究所
キーワード:
Protease inhibitor
,
Reverse zymography
,
涙液中のインヒビター
Keyword:
Protease inhibitor
,
Reverse zymography
,
涙液中のインヒビター
pp.871-874
発行日 2003年8月15日
Published Date 2003/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542101106
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〔SUMMARY〕 微量の粗試料中の各種プロテアーゼに対する特異的インヒビター蛋白を簡単に検出する方法である.原理はエンザイムグラフィーを逆に利用したものである.Gelatin含有SDSプレートに試量をかけて電気泳動したSDSプレートを目的のプロテアーゼで処理すると,プレート中のGelatinは消化されるが,インヒビターの局在するバンドのGelatinのみは残り,染色される.この方法により各種のプロテアーゼに対するインヒビターの分子量も知ることができる.〔臨床検査 47:871-874,2003〕
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