今月の主題 プロテアーゼ,プロテアーゼインヒビター
技術解説
エラスターゼ1測定法
祖父江 晋
1
,
佐藤 悦子
2
,
針田 達行
3
Susumu SOFUE
1
,
Etsuko SATO
2
,
Tatsuyuki HARITA
3
1株式会社三菱化学ヤトロン研究開発本部プロジェクト推進室
2株式会社三菱化学ヤトロン営業本部学術開発部
3株式会社三菱化学ヤトロン研究開発本部プロジェクト推進室
キーワード:
エラスターゼ1
,
ラテックス免疫比濁法
,
膵疾患
Keyword:
エラスターゼ1
,
ラテックス免疫比濁法
,
膵疾患
pp.875-880
発行日 2003年8月15日
Published Date 2003/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542101107
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〔SUMMARY〕 膵液中の消化酵素の1つであるエラスターゼ1は,血中に移行すると血中のプロテアーゼインヒビターと結合する.このため血中ではアミラーゼのように酵素活性を測定することはできない.従来,血中エラスターゼ1は免疫化学的測定方法であるradio immunoassay(RIA法)により測定されてきた.近年,ラテックス免疫比濁法による測定法が開発され,汎用の自動分析装置により簡便・迅速に測定することが可能になった.〔臨床検査 47:875-880,2003〕
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