今月の主題 臨床検査史―国際的な流れとわが国の動向
各論
生化学検査―臨床用分析装置の自動化
保田 和雄
1
,
三巻 弘
2
,
今井 恭子
3
Kazuo YASUDA
1
,
Hiroshi MITSUMAKI
2
,
Kyoko IMAI
3
1元(株)日立製作所
2(株)日立製作所 パーソナル・ヘルスケアベンチャーカンパニー
3(株)日立ハイテクノロジーズ ナノテクノロジー製品事業本部研究開発本部バイオメディカルセンター
キーワード:
segmented flow
,
酵素反応
,
機器分析
Keyword:
segmented flow
,
酵素反応
,
機器分析
pp.1643-1646
発行日 2006年12月15日
Published Date 2006/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542100802
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1955年頃に多くの分析機器が誕生した.その1つにSkeggs LTの発明したsegmented flowの自動分析装置があった.これの誕生によって臨床化学分析の状況が一変した.しかし,この方法は用手法を基礎にしていたので,反応速度法などの新しい分析法に対処できなかった.日本は機器分析の観点から次世代の自動分析装置を開発し,臨床化学の質的向上をはかった.さらに全血をsample originとする全自動化を進め,日本が全世界に貢献した.〔臨床検査 50:1643-1646,2006〕
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