今月の主題 臨床検査史―国際的な流れとわが国の動向
各論
生化学検査―臨床酵素学
高木 康
1
Yasushi TAKAGI
1
1昭和大学医学部医学教育推進室
キーワード:
臨床酵素
,
アイソザイム
,
酵素アノマリー
Keyword:
臨床酵素
,
アイソザイム
,
酵素アノマリー
pp.1637-1642
発行日 2006年12月15日
Published Date 2006/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542100801
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臨床酵素学は,20世紀初頭の膵疾患におけるアミラーゼ活性測定に始まり,精度良い測定法の確立とともに,ホスファターゼ,トランスアミナーゼ,LDH,CK,γ-GTなどの臨床的意義が確立した.アイソザイム分析も電気泳動法の進歩とともに検査法とし確立され,さらに免疫学的方法によるアイソザイム蛋白量測定も可能となった.酵素アノマリーには酵素結合免疫グロブリンと遺伝的変異があり,日本人研究者がリードしている.〔臨床検査 50:1637-1642,2006〕
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