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今月の特集 検査機器・試薬の工夫—ぎりぎり教えて,メーカーさん
汎用生化学自動分析装置
汎用生化学自動分析装置とのつき合い方
How to deal with clinical chemistry analyzer
末吉 茂雄
1
1女子栄養大学栄養学部保健栄養学科 生物分析検査学研究室
キーワード:
特性要因図
,
総合性能
,
検量係数
,
反応過程
,
クロスコンタミネーション
Keyword:
特性要因図
,
総合性能
,
検量係数
,
反応過程
,
クロスコンタミネーション
pp.102-107
発行日 2023年2月15日
Published Date 2023/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542203222
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Point
●分析装置の機構には主に恒温機構,洗浄機構,試料分注機構,試薬分注機構,攪拌機構,測光機構があり,それぞれの特徴を理解する必要がある.
●偶発誤差を生じる場合には,どんなにキャリブレーションを実施しても,その不良の原因を究明し改善しなければ正確な分析はできない.
●分析装置に起因した反応過程の確認を行う場合は,各機構が動作するタイミングを知り,反応に適合した吸光度変化であるかを判断する必要がある.
●クロスコンタミネーションは避けることはできず,あらかじめ試薬中の成分を考慮してから測定するが,分析装置の状態によって突然,出現することもあるので注意が必要である.
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