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今月の特集 検査機器・試薬の工夫—ぎりぎり教えて,メーカーさん
汎用生化学自動分析装置
汎用生化学自動分析装置における工夫
Ingenuity on clinical chemistry analyzer
飯島 昌彦
1
1株式会社日立ハイテク医用システム第一設計部
キーワード:
全反応過程測光方式
,
エンドポイント分析とレート分析
,
後分光方式
,
微量サンプリング
,
コンタミネーション回避
Keyword:
全反応過程測光方式
,
エンドポイント分析とレート分析
,
後分光方式
,
微量サンプリング
,
コンタミネーション回避
pp.93-100
発行日 2023年2月15日
Published Date 2023/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542203220
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Point
●現在の汎用生化学自動分析装置は,円周上に配置した反応セルが,光度計の前を繰り返し通過するような動作の工夫によって試料と試薬が反応し,吸光度が変化する過程を捉えられる全反応過程測光方式を採用している.
●測光終了時と反応開始時の吸光度の差分から濃度を算出するエンドポイント分析と,酵素反応が一定速度で進行する区間の吸光度変化率から酵素活性を求めるレート分析がある.
●反応セル,分注ノズル,攪拌棒は,異なる試料・試薬の反応に連続して使用されるため,相互コンタミネーションを回避するための洗浄,相互隔離などの工夫がなされている.
●試料・試薬の微量化の要望に応えるために,反応セルの小型化,微量サンプリングの実現,洗浄水・試料・試薬の混入や持ち越しの影響低減など,さまざまな工夫を施している.
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