今月の主題 メタボリックシンドローム
メタボリックシンドロームの臨床検査
リポ蛋白異常
小竹 英俊
1
,
及川 眞一
2
Hidetoshi KOTAKE
1
,
shinichi OIKAWA
2
1仙台赤十字病院健診センター
2日本医科大学第三内科
キーワード:
リポ蛋白代謝
,
内臓脂肪
,
インスリン抵抗性
Keyword:
リポ蛋白代謝
,
内臓脂肪
,
インスリン抵抗性
pp.1713-1721
発行日 2005年12月15日
Published Date 2005/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542100358
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〔SUMMARY〕 メタボリックシンドロームは内臓脂肪の蓄積を基盤として生じる代謝異常の重積である.その病態にはインスリン抵抗性が存在する.このような変化は様々なリポ蛋白代謝異常を呈する.メタボリックシンドロームの表現型である高TG血症/低HDL-C血症の背景にはこのような病態が存在している.また,このような病態におけるリポ蛋白代謝異常では動脈硬化惹起性リポ蛋白が増加している.本章ではこのような変化について概説する.〔臨床検査 49:1713-1721,2005〕
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