今月の主題 アレルギー疾患の現況と今後の展望
総説
アトピー性皮膚炎の発症機序
中原 剛士
1
,
古江 増隆
1
Takeshi NAKAHARA
1
,
Masutaka FURUE
1
1九州大学大学院医学研究院皮膚科学
キーワード:
アトピー性皮膚炎
,
Th1・Th2細胞
,
ランゲルハンス細胞
,
TARC
Keyword:
アトピー性皮膚炎
,
Th1・Th2細胞
,
ランゲルハンス細胞
,
TARC
pp.721-727
発行日 2005年7月15日
Published Date 2005/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542100145
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〔SUMMARY〕 アトピー性皮膚炎(AD)は,痒みの強い湿疹病変が慢性再発性に繰り返す皮膚疾患である.ADの発症機序や病態形成については様々な病因論とそれに関する研究が古くからなされてきたが,現在ではADの特徴であるIgE増多,好酸球増多,リンパ球増多,肥満細胞増多さらにはこれらの間での様々なサイトカイン,ケモカインの相互作用に着目した多くの病態解明が進んでいる.〔臨床検査 49:721-727,2005〕
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