特集 緩和ケアの検証と今後の課題
緩和ケア—現場からのレポート—諏訪中央病院—地域医療における緩和ケア
平方 眞
1
1諏訪中央病院緩和ケア・内科
pp.214-216
発行日 2002年3月1日
Published Date 2002/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541903496
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諏訪中央病院は,長野県東南の八ケ岳の山裾に位置する,病床数366床の病院である.以前から地域の拠点病院として,「予防からリハビリテーションまでの一貫した医療」,「地域に密着した手作りの医療」,「救急医療,高度医療を担う」を理念に掲げ,地域に住む人のための医療を展開してきた.対象となる地域は茅野市,原村と諏訪市の一部であり,そのうち茅野市の出資比率が85%と最も大きい.諏訪湖を中心とした精密工業地帯と住宅地,農村地帯,別荘地,さらには山岳地帯までを含むため面積としてはかなり広く,対象となる人口は6万人前後である.
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