増刊号 日本の病院建築
国公立的病院の建築
組合立諏訪中央病院
今井 澄
1
,
大場 則夫
2
Kiyoshi IMAI
1
,
Norio OHBA
2
1諏訪中央病院
2共同建築設計事務所
pp.36-41
発行日 1991年11月20日
Published Date 1991/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541901063
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病院らしくない病院づくり
諏訪中央病院は昭和25年ちの町国保直営病院として開設され,現在は茅野市・諏訪市・原村の2市1村による組合立病院として運営されている.そして,多くの自治体病院の例に見られるように,敷地が狭隘なために移転新築を余儀なくされた.
昭和50年,院内にマスタープラン委員会を設置して病院の将来構想を検討し,昭和54年,自治体病院施設センターにマスタープランの作成を委託した.翌年7月,「移転による精神科を含む350床の総合病院と,検診センター・老人福祉施設・看護学校の建設」という答申を得た.それを受け,議会・医師会を含めた検討を経て,「当面,200床の総合病院を建設する」ことが決定した.
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