レポート
公立神崎総合病院におけるISO9001導入
坂田 侃
1
1公立神崎総合病院
pp.1085-1088
発行日 2001年12月1日
Published Date 2001/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541903444
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(11号より続く)
ISO9001取得の目的と意義
公立神崎総合病院は,兵庫県神崎郡を中心に救急医療,高度医療,包括医療を使命として,地域の保健・医療・福祉センターとしての中核的役割を担っている.病院本体は155床,透析センター25床,併設施設として休日夜間診療所,介護老人保健施設,神崎町健康増進センター,そしてケアステーション,訪問看護ステーションなどがあり,職員237名を擁している.
当院では,医療機関を取り巻く急激な環境変化に備え,平成6年にその打開策として民間のコンサルティング会社による経営診断を受け,翌7年より中期経営計画を作成し,平成8年から5年間にわたり改善活動を継続してきた.本活動を通じ,5年連続の黒字決算を成し遂げるとともに,病院機能評価の認定(平成10年)や医局も含めた組織横断的活動を展開してきた(病院,59巻5号397頁参照).
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