特集 医療連携と病院
特定機能病院と地域連携—東京医科大学病院の事例
小柳 𣳾久
1
,
木内 隆太郎
2
1東京医科大学病院
2東京医科大学医療連携室
pp.859-861
発行日 2001年10月1日
Published Date 2001/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541903386
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近年,特定機能病院において医療連携の推進および強化が図られている.本稿では東京医科大学病院(以下,当院)における医療連携室の業務内容につき具体的に述べてみたい.
平成5年12月,当院が特定機能病院として認可された翌年11月医療連携推進室が設置された.これが当院における医療連携のスタートである.室長は副院長が兼任,その他の室員もすべて兼任であった.しかし,今後の医療連携の重要性や時代のニーズに応えるため,新しい体制の医療連携室が平成11年11月にスタートした.すなわち部屋の新設と専任職員の配置である.室長(医師)の他に3名の職員が専任として配属された.医療連携室に専任医師がいるという例は他になく,画期的なことであった.
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