レポート
患者満足度調査分析からみた病院運営のあり方
望月 智行
1
,
望月 章子
1
,
須藤 秀一
1
1川越胃腸病院
pp.142-146
発行日 2001年2月1日
Published Date 2001/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541903198
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
戦後50数年を経て,日本人の生活志向は「量より質」へと確実に変化してきた.その中にあって,医療に向けられる国民意識も大きく変化し,今や国民の医療ニーズはかつてないほどに多様化,高度化,複雑化してきている.長期に及ぶ国家的医療費抑制策が続く中で,医療界は深刻な医療経営実態に陥りながらも,一方では,このような医療ニーズの変化に対応しなければならない現実にも直面している.
近年の厳しい医療経営環境の中で病院数は減少の一途をたどっており,各医療機関は生き残りを賭けて医療の質の向上に努力し,様々な経営努力を展開している.その経営対策のひとつとして患者満足度調査が頻繁に行われ,活用されるようになってきた.
Copyright © 2001, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.