連載 アーキテクチャー 保健・医療・福祉 第42回
ドイツにおける病院建築の今日化—ダウンサイズの促進と介護保険の導入
中山 茂樹
1
,
高杉 多恵子
1千葉大学工学部建築学科
pp.351-357
発行日 1998年4月1日
Published Date 1998/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541902387
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はじめに
ドイツの病院を訪ね,ここ20年ほどの建築計画の流れを探る機会を得た.病院病床数の削減が議論されている今日,ドイツの病院建築の系譜をかいまみることで,今後の動向を探りたい.折しも公的介護保険の導入が間近に迫っている時期である.既に1995年から介護保険制度がスタートしているドイツでのようすを知るよい機会でもあった.本稿はそこで得た知見の一端を紹介する.
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