特集 看護の質の評価
看護の質は評価できるか
異なる背景を同じ価値観を持つ集団へと教育して—萩原中央病院の場合
竹隈 清美
1
1医療法人誠心会萩原中央病院
pp.328-330
発行日 1998年4月1日
Published Date 1998/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541902378
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はじめに
インフォームド・コンセントの充実や患者の権利意識の高まりも含め,現代の社会的ニーズがますます多様化している中で,医療・看護の質が問われ,患者から病院が評価され・選ばれる時代が到来したといっても過言ではない.
当院は,北九州市に位置する,内科120床の民間病院である.近隣には,大学病院や高機能総合病院が配しているが,その環境の中で,開院以来,「患者さんに喜ばれるサービス」を目指し,様々な業務改善を行ってきた.医療全体の質の中で,看護が占める割合は大きいと考え,中小・民間病院らしいこだわりを持った看護を振り返り,質の評価について検討したい.
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