Senior Course 共通
データによって異なる統計手法—対応のない場合,ある場合
斧田 大公望
1
1立教大・社会学部
pp.768-769
発行日 1976年7月15日
Published Date 1976/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542917747
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1.検査データの性質
臨床検査することにデータが生まれる.健保制度との関連もあって,日々,全国ではそのおびただしい堆積がうかがえよう.
データの"ものさし"には,単に有無といった分類(名儀尺度)から,++・+・±・−と段階付けたもの(順序尺度)のほか,いろいろな約束に従った単位当たりの量(間隔尺度)で示される.あるときは,比率で表される.これらデータの集まりは,計られる対象,時や場所によって変わるので,標本(samples)と規定するが,いわゆる正常域と対比したり,集まり同士の間を比較する場合どんな計り方をしたか(尺度化)によって,様々な統計的手法が老案されている.
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