特集 看護の質の評価
機能評価をどう活用するか
新病院づくりに匹敵する一体感と向上心が得られた
岡光 幸代
1
1三田市民病院看護部
pp.321-322
発行日 1998年4月1日
Published Date 1998/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541902376
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はじめに
1995年に(財)日本医療機能評価機構が設立されたときは,いよいよ日本の病院もオープンで質を問われる時代となり,看護部としても近い将来の受審に備えておかねばと考えていた.しかし,医療環境が大きく変化する中,患者ニーズへの積極的な対応がいっそう求められる時代になってきたとはいえ,今後は,限られた条件や資源で病院運営や経営を行っていかねばならない.したがって効率化を進めながらも医療,看護の質の保証を維持し,患者・家族から選ばれる病院であるうえで,第三者による医療機能評価は意義があると考える.
今回,新病院としての移転改築と新しいシステムを軌道にのせるまでのプロセスを客観的に評価すべく機能評価を受けるまでの準備と,評価結果の今後の活用について述べてみたい.
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