ズームイン
「患者の衣食住を整える」看護の基本を実践—患者サービス向上に取り組む萩原中央病院
pp.1028-1030
発行日 1991年11月1日
Published Date 1991/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661900503
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病院開設の理念に則り
北九州市八幡西区にある循環器を主とした120床の萩原中央病院は開設12年を迎えた,同病院の看護婦が,日本病院学会でここ3年ほど興味ある発表をしている.保清や患者給食への取り組みなど,患者サービス向上に向けた実践の報告である.
萩原中央病院の看護婦数は,看護婦38名,准看護婦17名,看護助手13名の計68名.総婦長は現在いない.3人の病棟婦長と理事長の冬野喜郎先生が看護婦のとりまとめをする.「地域住民に信頼される存在感ある病院」「職員が誇りを持って勤務できる病院」を目標に開設された同病院.冬野理事長は,運営の基本を「病院では,患者さんが満足のいく医療を提供するように,全職員が努力し,その結果得たものは,まず患者さんへの還元を第一に考え,その次は職員への還元をしたい.当然,病院を営利的にとらえることはやめたい」と述べている.
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