特集1 「うつ」の看護の不全感を解消する
【現場における看護の取り組み編】
2 臨床動作法を用いて心と身体の一体感を取り戻す
岡浦 真心子
1
,
岡崎 厚子
1
1公立能登総合病院(精神科病棟)
pp.24-27
発行日 2006年11月1日
Published Date 2006/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689100315
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緊張が高い人たちへのアプローチに行き詰まっていた
近年、うつ状態を呈する人の増大が各方面から指摘されています。当院においても、うつ状態を基底にもつ、うつ病、不安神経症、摂食障害、思春期の患者さんが増えています。
うつ病患者さんの治療には、休養、薬物療法、精神療法があります。これらにより意欲・気分の改善が得られて退院するケースはありますが、退院後の社会生活に適応できず再入院を繰り返すことも多く、その場合は治療的進展が滞りがちとなり、看護に行き詰まりが出てくることがあります。
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