特集 授業にゲームを
認知症予防ゲームづくりで学生が得られること
庄藤 智恵美
1
1石川県立田鶴浜高等学校 衛生看護科
pp.358-365
発行日 2018年5月25日
Published Date 2018/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663200976
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高校衛生看護科(5年一貫教育)の学びの特徴
石川県立田鶴浜高等学校(衛生看護科)は,5年一貫の高校教育をとおして看護師を養成する県内唯一の専門高校である。本校では,生徒が看護師になったとき,高校での学びが現場で生きた知識として活用できるよう「主体的・対話的で深い学び」に取り組んでいる。
その取り組みの1つが,異学年交流の縦割り班学習活動(高校1年〜専攻科2年生:各学年2名×5=10名×20班)である。思春期の生徒は,同世代の仲間との結びつきや信頼がとても強く,互いに刺激し合い,支え合いながら成長するものであり,本校でも,特に先輩から後輩への影響力は大きく,同じ目的をもつ仲間同士として,心を通わせ学び合っている。本校では,この特徴を生かし,看護師に必要なコミュニケーション力やチーム力,倫理観などを養っている。この学習活動は,看護専門領域の講義内容を組み合わせて構成し,看護教員全員でかかわる授業であり,毎年重点目標を定め,生徒主体の授業スタイルで行っている。
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