特集 問われる事務(部・局)長の経営能力
求められる病院事務長の役割と権限
小山 秀夫
1
1国立医療・病院管理研究所医療経済研究部
pp.1082-1085
発行日 1997年12月1日
Published Date 1997/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541902273
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はじめに
「会社の寿命は30年」,「従業員の平均年齢30歳,本業比率70%を超える企業は,たとえ現在,業績がよくても,衰退期を迎える危険が大きい」.
これは「日経ビジネス」誌上で1984年に展開された「会社の寿命」に関する法則である(注1).「企業の生き残り」とか「第2の創業」という合言葉が生まれたのは,この法則を意識したビジネスマンの危機感の表明であり,その後のリストラクチャリング,リエンジニアリングといった企業の業務改革ブームに火を付ける結果となった.その中心的課題は,いかなる組織を創り,いかに活性化するかにある.そして現在では組織の研究が経営学の最重要テーマであるといえる.
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