特集 問われる事務(部・局)長の経営能力
事務長からみた経営管理上の問題点
病院存亡の今,事務長に求められるもの
田中 熈
1
1井上病院
pp.1097-1099
発行日 1997年12月1日
Published Date 1997/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541902279
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事務長論が叫ばれて既に久しい.思い出したように論議されて,やがて消えていったという現象が過去何回か繰り返されたものだが,今,改めて事務長に問われているものが,当時と根本的に異なると思われる点は,既にして経営の一翼としての事務長論であり,問われているのは,そのアイデンティティだと思われることである.
したがって,いまだに病院によってはよくみられる,単に医事・総務・人事・経理など事務部門の長としての事務長論や,信じていただけないような話ではあろうが,その病院の収支計算書もみせてもらえていないような事務長論は,ここでは論外としたい.
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