対談シリーズ 介談問題をめぐって・8(最終回)
政策課題としての介護問題
今井 澄
1
,
菅 直人
2
1参議院
2厚生省
pp.526-533
発行日 1996年6月1日
Published Date 1996/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541901822
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今井 大臣,今日はお忙しいところをありがとうございます.現在,日本は時代の大きな曲がり角にあり,その中で,われわれ政治家がしっかりしなければならないと思っていますが,評判のよくない政治家の中で一際光っている菅厚生大臣には,エイズ問題で大変なご尽力をいただき敬意を表します.
そこで,現在,国民が大変関心を持っている大きな課題として介護の充実,そして公的介護保険がありますが,ちょうど今日(4月22日)は老人保健福祉審議会(以下,老健審)が最後の詰めの段階ですが,厚生省としても最後の正念場にあると思います.この新しい介護制度に対する国民の期待も大きいと思いますが,この点についてどのようにお考えでしょうか.
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