レコーダ 医療経済フォーラム・ジャパン 第116回定例研修会から
わが国の医療政策の現状と課題
浅沼 一成
1
1厚生労働省医政局長
pp.12-25
発行日 2024年6月1日
Published Date 2024/6/1
DOI https://doi.org/10.57527/JUNPO2929004
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【講師】 浅沼一成 厚生労働省医政局長 医療経済フォーラム・ジャパン(会長=中村洋・慶應義塾大学大学院教授)主催の第116回定例研修会が4月8日に都内で開かれ、厚生労働省医政局長の浅沼一成氏が「わが国の医療政策の現状と課題」をテーマに講演した。 人口減少・超高齢化が進むなかで医療需要の変化に対応するために取り組んでいる、医師の偏在対策や医師の働き方改革、地域医療構想について解説。医師の地域偏在対策では医学部定員の地域枠の効果に期待する反面、診療科偏在については「魅力あるリーダーの下に人が集まる」とし、医療現場の協力も求めた。また、働き方改革では大学病院への対応が課題であると指摘。地域医療構想は2040年に向けて、「市町村が主体となって医療行政に取り組む必要があるのではないか」と提案した。講演の要旨を紹介する。
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