人
第37回日本人間ドック学会会長を務める 日本赤十字社熊本健康管理センター所長 小山和作氏
日野原 重明
1,2
1聖路加国際病院
2聖路加看護大学
pp.320
発行日 1996年4月1日
Published Date 1996/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541901764
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小山和作先生は昭和7年長崎県に生まれ,昭和35年熊本大学医学部を卒業された.大学では内科学を専攻され,昭和48年に内科の講師になられるまで臨床に携わる一方,地域の予防医学にも献身された.患者の治療もさることながら,疾病の予防の重要さを早くから認識されていた.
臨床医学に比べて遅れがちであった予防医学に本腰を入れて取り組んでみると,大学にいて片手間で出来ることではないことが分かり,昭和47年に財団法人を設立して本格的に予防医学に邁進することになった.先生の情熱とパワーの賜物で昭和53年には日本赤十字社熊本健康管理センターの誕生をみ,初代の所長になられた.以来「健康医学」一筋に17年間赤字を出さず,280名の職員を抱え,年間30万人の健康管理を手掛けるまでになった.ビジョンをもつこのセンターには若い医師が勤務したいと申し出ることが多いという.
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