特集 ボランティアと病院—開かれた病院づくり
専門職ボランティアの可能性
アジア的視野で医療に取り組むNGO—医師のボランティア組織AMDAの活動
菅波 茂
1,2
,
小林 米幸
3,4,5
1AMDA
2菅波内科医院
3AMDA国際医療情報センター
4AMDA日本支部
5小林国際クリニック
pp.163-167
発行日 1995年2月1日
Published Date 1995/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541901443
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AMDAの可能性と将来性
AMDAとは
アジア医師連絡協議会(The Asso-ciation of Medical Doctors for Asia;AMDA)の理念は「良き医療,長き将来」である.「相互理解,相互支援,幸せ」がそのステップである.AMDAはアジアやアフリカなどで自然災害や戦争による難民に対して医療による人道援助のみならず海外の地域コミュニティにおける地域保健,更に国内でも在日外国人のための医療相談を実施している国際医療NGO (非政府組織)である.
1979年に内戦によりタイ国に避難したカンボジア難民に1名の医師と2名の医学生が救援にかけつけたが何もできなかったことがAMDAの発端である.現在日本国内の約450名を含めてアジア15か国に600名の会員がいる.
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