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【緊急レポート】
アフガニスタン救援活動の実際—NGOによる視点から
Support for Afghanista nRefugee : From the Viewpoint of NGO
鈴木 隆太
1
Ryuta Suzuki
1
1被災地NGO協働センター
キーワード:
持続可能なアフガニスタンのくらしの復興に向けて
Keyword:
持続可能なアフガニスタンのくらしの復興に向けて
pp.61-68
発行日 2002年12月20日
Published Date 2002/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.7008200284
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はじめに
アフガニスタンは我が国と同様にたびたび地震にみまわれ多くの被害を被ってきた。最近では2002年3月25日に北部バクラン州ナフリンという地域でマグニュチード6の地震が発生し、国連機関の調査によれば死者、行方不明者は約1,000人以上にのぼり、少なくとも80,000人以上が被災していると言われている。さらに、アフガニスタンは長年に渡る内戦やその後の混乱、そして2001年9-11の米国同時多発テロ発生後の米英軍による報復攻撃といった幾重にも重なる災害に曝されてきた。このような悲惨な状況のアフガニスタンには国連機関をはじめ多くの国々のNGOにより果敢に救援活動が行われている。我が国のNGOも活発な活動を展開しており、そのうちの一つのAMDA(Association Medical Doctors Of Asia)による活動は本誌第4巻1号・鈴木はるみ氏の報告の通りである。
本稿で厳しい状況にあるアフガニスタンで、さまざまな救援活動を考え、実践しているNGO協働センター・鈴木隆太氏に、活動の基礎ともいえる先遣調査から長期支援の展望にいたるまでを質問と回答という形式で述べていただいた。これらの報告からは災害看護を幅広い視野で考えさせられる示唆に富むものであると考える。(尚、質問は本誌編集委員・臼井が行った。
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