人
阪神大震災のボランティア活動で注目を集めたAMDA代表 岡山市・菅波内科医院院長 菅波茂氏
中西 泉
1,2
1AMDA
2医療法人社団慶泉会町谷原病院
pp.336
発行日 1995年4月1日
Published Date 1995/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541901483
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阪神大震災の発生した1月17日,アジア医師連絡協議会(AMDA)の医師,看護婦,連絡員で構成された6人の緊急救助隊は午后に岡山を出発し,陸路東に向かい,夜には被害の最も激甚であった長田区で医療活動を開始した.区役所内に設置させて頂いた救護診療所,地域巡回診療,ヴェトナム人キャンプ訪問医療,避難先小学校への医師常駐,といった一連の活動が,日を追って展開されていった.
これらを支えていたのはAMDAの呼びかけに応じた500人近い医療ボランティアと菅波代表による後方支援本部であった.この陰には10年に及ぶAMDAの発展途上国での地道な緊急救援医療活動という長い助走期間があった.
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