特集 中小病院はこれでいいのか
個人と法人の問題点
岡本 悦司
1
1近畿大学医学部公衆衛生学
pp.996-999
発行日 1994年11月1日
Published Date 1994/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541901364
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中小病院はもとより無床診療所であっても「個人から法人へ」は大きな流れとなっている.しかしながら法人化は,自分という個人とは別個のいわば新しい生命体を造りだす行為であり,その意味を十分理解することなしに,たとえば税対策のみに目を奪われて強行したりすれば,時に大きな禍根を残す結果にもなる.
本論では,医療法人化を考える個人病院,診療所の開設者を念頭に,法人の本質,そしてその問題点を論じる.
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